主なお仕事
- 担任業務
- 校務分掌
- 研究授業など
- 災害時の避難所設置、運営
意外と多い?それとも少ない? 詳細はこちら。
担任業務
いわゆるイメージしやすい先生のお仕事たち。
内訳はざっくりこんな感じ。
- 授業計画、実施、改善
- 宿題やテストの丸つけ
- 日記や観察カードなどへのコメント
- 宿題や学習プリントの作成、印刷
- 給食指導
- 生徒指導
- 連絡帳のチェック
- 保護者への連絡(朝、昼、放課後は問わずいつでも)
- クラブや委員会の計画、実施(担任とは少し分類が異なるがとりあえずここかな)
- 家庭訪問
- 個別懇談会
- 学級懇談会
- 学級だより
- これらに伴う学年の先生との打ち合わせは随時
- 学校行事に伴う指導計画、及び指導(プールや運動会、音楽会など)
抜けているものもありそうだけど、とりあえず次!
校務分掌
なんだこれ。。。と大学時代の私は本を読みながら思ったなあ。
実際にこんなのあるの?とか思ったけれど実在する。
これは年数などの経験やその学校にどれぐらい在籍しているかによっても随分異なる。
要するに、担任業務とは異なり、学校全体に関わるようなお仕事たち。
- 学校全体に関わるような委員会各種
- 各教科ごとの担当(学年から一人ずつとか)
- 行事ごとの担当
- 学校の安全管理などの各種委員会
- 給食関係の委員会
- 公費に関する会計担当(各学年)
- 校外学習などの担当
などなど、毎年4月に担当の長の先生が決まり、それぞれが配属される形になる。
ちなみに、行事の校務分掌に当たっても当たっていなくても仕事はある。
まず校務分掌の先生たちが先に部会(会議)を開いて、全教職員の行事での係分担を決める。
そして、担当になった係ごとで話し合いをして、行事の運営を進める。
日中は子どもたちの指導、放課後は会場の設営やら進行、自転車置き場を設置したり行事の滞りない実施のための計画と準備がずっと行われている。
なので、行事の感想を保護者から頂くときに「先生方の準備に感謝しています」など教師のことにまで触れてくれる方がいると、本当に救われる。
先生たちも頑張っています。毎日全力で。
研究授業
これは担任業務に関わることも多いが、研究授業というものがある。
先生たちのスキルアップ、若い先生の経験値アップという校内のものから、市や県が実施するものなど様々なものがある。
内容は、研究授業の規模によって異なる部分がある。初任者研修など、必須のものもある。
研究授業とは、本来自分のスキル向上につながるものなので、誰もが積極的に取り組むのが理想的。
でも、ここまででもお察しの通り、仕事量は膨大。
研究授業は普段の授業とは異なり、指導案の作成や準備物などもあるので大変になりがち。。。
つまりあまりやりたがる人がいない。
よって、経験値の少ない若手がやる(やらざるを得ない)状況になることが多い。
若手がやる場合は、たくさんアドバイスをもらえたり相談できたりする職場環境か、人間関係かがとても重要だ。
避難所の設置・運営
警報が出た場合、避難所といえば?
学校ではないでしょうか。
では、誰が災害時などに学校を開いているのだろう?
答えは教員である。担任の先生、音楽の先生、図工の先生、、、
もちろん校長先生や教頭先生など職員室にいる常勤の教員が避難所にいてスタンバイ。
緊急時の当番が順に割り振られていて、避難所設置の警報が出れば、学校があってもなくても
担当の先生は学校に残らなければならない。待機しないといけない!
この事実を知っている人は、どれぐらいいるんだろう?
教員免許とは関係なく、立場上公務員だからこのようなこともやるらしい。
しかし、よく考えてほしいよね。先生はいつ休む?
実際に起こっていた怖い事実を一つ。
木曜日に普通に学校があった。ただし午後から天気が悪くなる予報で、放課後には警報が出た。
しかもこれからもっとひどい天気になる予想。防災指令が出るだろうというお達しが出る。
その時点で、当番にあたる特別支援学級の男性担任1人、2年生の男性担任1人が学校に残ることが決定。他の職員がいる間に一度帰り、ご飯を食べて着替えて学校に戻ってくる。
どういうことか?
この二人の教員は防災指令のために学校にお泊まり。
そして翌朝、金曜日が始まる。子どもたちが学校へやって来る。
この二人の先生も、子どもたちを迎えて普通の金曜日が始まったのだ。
子どもたちを下校させてから、早めに退勤したとはいえ、ずっと学校にいたのだ。
お家には家族がいて、家族と過ごせるはずだったのに。
先生たちがこんなことになっていること、知られてないだろうな。
実際に避難所の運営が本格化すれば、役所の人が来るらしい。にしても、、、ね。
膨大な仕事量
子供の力を伸ばすために必要な準備時間がないこと、休みにも仕事をする人が多いことの所以は
そもそもの仕事にある。一人の教師ができること、学校でできること、だけでは変えられない部分が公立の学校にはたくさんある。
「ありがとう」「大変だね」だけでは、もう耐えられない世界になってしまっている。
私、結構頑張って、たくさんのお仕事しているんだなあ。
そりゃ体調もおかしくなるわけだ。
世の中の先生、頑張ってますよね。頑張ってます。
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